警備プランのプロデューサー的役割です。
全日警の警務部では警備計画の立案を担当しています。担当する案件は80件近くになりますので、状況を正確に把握するためにも、警備の現場を知ることがなによりも重要になります。どんなに他の業務に追われていても、毎日、どこかの現場には必ず顔を出しています。現場の状況を把握するとともに、そこで働く隊員との信頼関係を築くことが、私の仕事ではとても大事なんです。
営業部のスタッフによって、おおまかな警備プランはお客様に提案、了承済みですが、契約受注後はそのプランをより具体的に煮詰めていく必要があります。建物のどこに何人の警備員を配置するのか、配置した警備員に何をチェックさせるのか、監視カメラやセンサーなどの機器設置は必要なのか。そうした詳細なプランを企画するのが、警務部の役割です。警備プランのプロデューサー的な役割と言ったらイメージしやすいでしょうか。
「警備のセオリー通りにやってくれればいいですよ」というお客様も実は多いのですが、「はい、分かりました」と打ち合わせを終わるわけにはいきません。事前に建物の図面をチェックし、気になる点を担当者様に投げ掛けてみて、その建物に最適な警備プランを丁寧に練り上げていきます。労力の必要な大変な作業ですが、ここまで気を配らないと、お客様の安全をお守りする警備プランは作れないのです。
全日警の魅力は人間関係の良さ。
警備という仕事を強く意識するようになったのは、学生時代に警備員のアルバイトを経験したときのことです。言葉にするのは難しいのですが、なにか“ピン”と感じるものがありました。お客様の安全を組織、チームで効果的に、効率的にお守りする仕事。まだ社会人経験もなかった頃ですが、自分に合った仕事だという強い確信を持ち、就活では警備会社の新卒求人に絞って、会社説明会を回りました。
説明会ではそれぞれの会社に魅力を感じる部分があったのですが、採用担当者の会社に対する思い、警備という仕事に対する情熱を伺ううちに、またも“ピン”と来る瞬間がありました。その感覚を体験したのが、全日警の会社説明会です。「体温(ぬくもり)のあるセキュリティ」を掲げている全日警が目指している、人間として温かな思いやりのある警備。採用担当者から企業の理念がダイレクトに伝わり、現場だけでなくより幅広いステージで活躍できると思い、ここで働きたいと強く思ったのです。
幸いにもその思いは叶い、希望した全日警から総合職として内定をもらうことができました。1999年に新卒採用され、以来、さまざまな現場で多くのスタッフと関わってきました。あらためて実感するのは、人間関係の良さ。面倒見の良い先輩スタッフに支えられ、優秀な後輩スタッフに恵まれ、現場でも多くのスタッフの頑張りに力をもらってきました。
温かな思いやりのある警備を実現できるのも、全日警のこのスタッフがあってこそです。支え合い、ときに厳しい意見も言い合い、年齢や男女区別なく、切磋琢磨できるスタッフが数多くいることが全日警の魅力だと思っています。全日警の求人に興味をお持ちの方には、この人間関係の良さを特にお伝えしたいですね。
また、仕事のオンとオフの切り替えがしっかりできるところも全日警の魅力で、休みの日に職場のバイク仲間とツーリングに行くのが、私にとっての最高の楽しみです。昔からハーレーに憧れていたのですが、実はようやく手に入れまして(笑)。夢だったハーレーでの初めてのツーリングは、私にとって忘れられない思い出になっています。
個人対個人の信頼関係を築くことが重要。
「困難な仕事ほど燃えるタイプ。なにかトラブルがあったときでも、率先してお客様対応を引き受けてくれる。部下に慕われているのは、そんな前向きな姿勢があるからでしょう」とは、上司である警務部長からの私への評価です。この評価を知ったときは、普段の仕事ぶりをしっかり見ていてくれるのだなと、嬉しかったですね。
支社で800人を超える警備員がおり、その中から警備先にふさわしい隊員を一人ひとり選んでいきます。そのためには、こまめに現場に足を運び、隊員たちとコミュニケーションを取ることが欠かせません。現場に出かける目的は、業務上の指導や監督を行うことにありますが、それとは別に、現場との関係を深めるチャンスでもあるんです。
私が常に意識しているのは、「Sさんのためなら」と現場の隊員に思ってもらえるような人間関係を作ること。ときにはプライベートな話をしながら、個人対個人の信頼関係を築くことが必要になります。お互いに、相手のためなら少しでも力になりたいと思えるようになること。当然時間は掛かりますが、こうしてできた人間関係は、私にとって貴重な財産になっています。
警備プランの作成は非常に繊細です。
警備のプランを練り上げる工程は、とても繊細な作業なんです。どの建物に何人の警備員を配置するというレベルではなく、具体的にどの場所に誰を配置するかというところまで気を配らなければならないのです。警備は主に立哨(りっしょう:一定の場所に立って、監視・警戒に当たること)、巡回、モニター監視に分けられるのですが、全体のバランスを意識しつつ、最適なローテーションを組んでいます。
現場で得た生の声に基づき、より質の高い警備プランへと修正していくわけですが、誰を配置するかという部分では、普段の人間関係がとても役に立ちます。隊員それぞれの個性を把握しているからこそ、どの現場にどの隊員がふさわしいか、的確に判断することが可能になります。人が決まった後は、どんな機器を設置するかプランを立案することも大切な役割で、こうした機器やシステムに関しては技術部との連携も必要になります。
新卒、中途採用、アルバイトと全日警にはさまざまな求人がありますが、どんな就業形態、どんな部署で働いたとしても、人生の糧となる経験が積めるはずです。新卒では高校を卒業したばかりで全日警で働き始める若い人たちがたくさんいますが、さまざまな教育研修プログラムが用意されており、無理なく効率良く警備の技術や知識を学べるようになっています。
警備会社に対するイメージは人によって異なると思いますが、ひとつお伝えしたいのが、“警備業はサービス業”だということです。お客様にいかに喜んでいただくかが事業の大前提にあり、お客様が当然期待されている「安心・安全を守る」だけではなく、それ以上の付加価値をご提供することが求められています。
全日警の求人に興味をお持ちの方へ。全日警には総合職の募集があり、積極的に幹部候補を育てています。総合職への職種変更制度もあり、高卒者や中途採用者も総合職に転じ、営業や警備の企画立案など、さまざまなフィールドで活躍しているところが大きな魅力です。
全日警が目指している「体温(ぬくもり)のあるセキュリティ」に共感していただける方なら、きっと働きやすい環境だと思います。最高のスタッフとともに、やりがいの大きな仕事を経験してみませんか。多くの方の求人へのご応募をお待ちしています。
※記載内容は取材当時のものです。
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